設計完了後の気づき - 独身施主の自由と家族持ち施主の視点(2/3)

設計を終えて感じた独身施主ならではの自由とメリット。家族持ち施主との視点の違いや配慮事項の差を詳しく解説

独身ならではの注意点・デメリット

一方で、独身で家を建てることには注意点もあります。

1. 視野が狭くなりがち

相談相手が少ない:

独身だと、日常的に家について相談できる相手が限られます。

具体的な懸念:

  • 自分の視点だけで判断してしまう
  • 気づかない盲点が生まれやすい
  • 将来の生活変化を見落とすリスク
  • 客観的な意見が得にくい

私の場合は、SNS で他の施主の体験談を見たり、営業担当や設計士に積極的に質問したりすることで、この点を補いました。

2. 決断の責任がすべて自分に

すべて自己責任:

意思決定が速いのはメリットですが、その分すべての責任が自分にかかります。

注意点:

  • 後から「やっぱりこうすればよかった」と思っても、誰のせいにもできない
  • 失敗しても自分で受け入れるしかない
  • 冷静に判断する必要がある

とはいえ、これは独身のデメリットというよりも、家づくり全般に言えることかもしれません。

他の施主を見て感じたこと

SNS やブログで他の施主の体験談を見る中で、家族持ち施主ならではの配慮事項の多さに驚かされました。

家族構成による配慮事項が多い家づくりのイメージ

1. おしゃれさへのこだわり

見た目重視の傾向:

家族持ちの施主は、おしゃれな外観やインテリアにこだわる傾向が強いと感じました。

具体例:

  • タイルやアクセントウォールを多用
  • 吹き抜けやリビング階段の採用
  • 照明や家具の統一感へのこだわり
  • SNS 映えを意識した間取り

単身施主の私は、見た目よりも機能性や効率性を優先しました。 もちろん、おしゃれな家は憧れますが、費用対効果を考えると、実用性を優先する方が合理的だと判断しました。

2. パートナーや子供への配慮

配慮事項の多さ:

家族持ちの施主は、パートナーや子供への配慮が非常に多く、設計が複雑になります。

音問題

家族間の生活リズムの違い:

  • 夜型と朝型の家族がいる場合、音配慮が必須
  • 子供の寝室と親の寝室を離す
  • 水回りの音が響かないように配置を工夫
  • 寝室の上に子供部屋を配置しない

独身なら、自分の生活リズムだけを考えればよいため、こうした配慮は不要です。

プライバシー問題

個室確保の重要性:

  • 思春期の子供には個室が必要
  • 夫婦それぞれの書斎やワークスペース
  • トイレは 2 つ以上必要
  • 来客時の動線分離

独身なら、個室は自分だけなので、プライバシー問題はほとんどありません。

子供の安全対策

驚いた配慮ポイント:

SNS で他の施主の投稿を見て、以下のような配慮が必要だと知りました。

直線的な玄関の危険性:

  • 玄関から道路まで一直線だと、子供が勢いよく飛び出してしまう
  • クランク(曲がり)を設けて、飛び出しを防ぐ工夫が必要

子供部屋の配置:

  • 子供部屋が玄関に近いと、気づかないうちに外出してしまう
  • 親の目が届く位置に子供部屋を配置する工夫

階段やバルコニーの安全性:

  • 階段の手すりや柵の高さ
  • バルコニーからの転落防止
  • キッチンへの侵入防止

正直なところ、独身の私には全く考えもしなかった視点で、新鮮な驚きがありました。

コミュニケーションを取りやすい間取り

家族の絆を重視:

家族持ちの施主は、家族間のコミュニケーションを重視した間取りを採用するケースが多いです。

具体例:

  • リビング階段で家族が顔を合わせる動線
  • 対面キッチンで家族の様子を見られる
  • リビング学習用のカウンター設置
  • 吹き抜けで家族の気配を感じられる

独身なら、こうしたコミュニケーション重視の設計は不要です。

3. パートナーとの意見の相反

意見調整の大変さ:

SNS でよく見かけるのが、パートナーとの意見が合わず、調整に時間がかかったという投稿です。

よくある意見の相違:

  • 外観デザイン(和風 vs モダン)
  • 設備のグレード(標準 vs ハイグレード)
  • 予算配分(どこにお金をかけるか)
  • 間取りの優先順位(リビング広さ vs 個室確保)
  • オプション追加の可否

独身なら、こうした意見調整は不要で、すべて自分の判断で進められます。