ロの字間取りへの挑戦 - YouTube での発見から決断までの変遷(3/3)

コの字からロの字間取りへの変更を決断するまでの経緯。YouTube での発見、メリット・デメリットの検討、一条工務店ならではの費用メリット、独身だからこその挑戦を記録

アイスマイルプラスからアイキューブへの変更

ロの字間取りに変更する上で、思わぬハードルがありました。

アイスマイルプラスでは建築不可

担当者「ロの字間取りですが、本社に確認したところアイスマイルプラスでは建築不可との回答でした。1 つ上のプランであるアイキューブなら可能です。」

私「そうですか、わかりました。それでもロの字の間取りは実現したいので、アイキューブで進めてください。」

アイキューブのメリット

グレードアップで得られたもの:

  • 外断熱+内断熱の二重構造
  • 標準でシステム収納が選択可能
  • ロの字間取りに対応

費用は増加しましたが、断熱性能の向上やシステム収納の標準化など、副次的なメリットもありました。

パラペットルーフ(陸屋根)への懸念

ロの字間取りを進める上で、もう 1 つ気になっていたのがパラペットルーフ陸屋根)の発生です。

設計士との相談

私「図面のパース(3D 表示)だと書斎付近の屋根がパラペットになっているように見えますが、実際どうでしょうか?」

設計士「はい、パラペット屋根になります。」

私「雨漏りのリスクや防水メンテナンスの費用を考えると、できれば避けたいと思っています。」

設計士「ロの字間取りの構造上、完全に片流れ屋根にするのは難しい場合があります。ただ、ご要望は理解しましたので、できる限り勾配屋根で検討します。」

パラペットルーフの懸念点

デメリット:

  • 雨漏りのリスクが高い(防水層の劣化)
  • 定期的な防水メンテナンスが必要
  • メンテナンス費用が高額になる可能性
  • 一条工務店でも実績が 10 年程度と浅い

対策:

  • 設計段階でできる限り勾配屋根にしてもらう
  • パラペット部分を最小限にする
  • 定期的なメンテナンスを前提に予算を確保

完全には避けられないものの、リスクを最小化する方向で進めることにしました。 なお、一条工務店は施工実績や保証内容も充実しており、万が一の際も安心できる体制が整っています。

作成した間取り図

仮契約時のコの字間取りから、ロの字間取りへと大きく変更しました。

コの字間取り(仮契約時)

コの字間取り図

特徴:

  • 南側が開いたコの字型
  • タイルデッキでプライベート空間を確保
  • 目隠しフェンスで視線を遮断する想定

ロの字間取り(本契約時-最終間取り)

ロの字間取り図

特徴:

  • 四方を建物に囲まれた中庭
  • 中庭には複数の部屋からアクセス可能
  • 外壁側の窓は最小限に抑える
  • 玄関からの動線を考慮した配置

よくある質問(Q&A)

Q. ロの字間取りの最大のメリットは?
A. 完全なプライベート中庭空間と、外部からの視線を遮断できる点です。

Q. 一条工務店でロの字間取りを選ぶ費用面のメリットは?
A. 中庭部分が延べ床面積単価に含まれず、他社より追加費用が抑えられます。

Q. 独身施主にとってロの字間取りはおすすめ?
A. 自分だけの空間を最大化でき、意思決定も迅速。将来の変化にも柔軟に対応できます。

Q. デメリットや注意点は?
A. 建築費増加・排水対策・廊下率増・非常時の脱出経路など。設計段階で対策可能です。

Q. パラペット屋根のリスクは?
A. 雨漏りやメンテ費用が懸念されますが、設計・保証・定期点検でリスクを最小化できます。

Q. コの字間取りとの違いは?
A. コの字は一辺が開いており、目隠しフェンスが必要。ロの字は建物自体が目隠しとなります。

まとめ

コの字からロの字への変遷を振り返ると、YouTube での偶然の出会いが大きなターニングポイントでした。 ロの字間取りは、独身で注文住宅を建てる私にとって、理想の空間を実現するための最適な選択でした。 独身で注文住宅を検討している方、特にロの字間取りに興味がある方の参考になれば幸いです。