5 回目の打ち合わせ - 最終仕様確認
いよいよ設計士を交えた打ち合わせとしては最後となる最終仕様確認の日を迎えました。
午後から約 4 時間にわたり、これまでの打ち合わせ内容が反映された最終図面を細かく確認していきます。
打ち合わせの位置づけ
営業担当「本日は最終仕様確認となります。これまでの打ち合わせ内容を反映した図面を 1 つ 1 つ確認していきましょう。」
設計士「気になる点や修正が必要な箇所があれば、遠慮なくお申し付けください。」
私「よろしくお願いします。いつも通りスプレッドシートに記載しています。」
キッチン窓の仕様変更
減額案としての標準窓採用

私「キッチンの勝手口オプションが 10 万円ちょっと掛かるので、減額案として以前採用していた標準窓に変更したいです。」
営業担当「承知しました。勝手口の必要性が低いということですね。」
私「はい。中庭のグレーチング施工が高いので諦める方向で考えていて、出入りもそこまでこだわらなくていいかなと。」
設計士「では、以前の標準窓仕様に戻す形で図面を修正します。」
書斎収納の耐力壁対応
反映漏れの発見
私「前回の打ち合わせで、書斎の収納が耐力壁の関連で L+S サイズになると聞いていましたが、図面上は M+M のままになっています。」
設計士「申し訳ございません。反映漏れです。L+S に修正が必要です。」
私「やはりそうでしたか。確認できて良かったです。」
このような細かい確認が最終仕様確認の重要なポイントです。
収納の折れ戸について
予想外の仕様を知る
私「収納の折れ戸について、左右の位置を変えたい箇所があるのですが可能でしょうか?」
設計士「図面上は右か左に折れ戸の表記をしていますが、実は端に固定されない稼働タイプなので気にしなくて大丈夫です。」
私「そうなんですか!それは知りませんでした。」
設計士「左右どちらからでも開けられる仕様になっています。」
知らない仕様があることに驚きつつ、安心しました。
WIC 窓の取り止め
標準内でも追加費用が発生
私「オプション項目の中にサッシ追加がありましたが、これは WIC の FIX 窓のことでしょうか?」
設計士「はい、その通りです。WIC は居室ではないため、窓を付ける場合は追加オプション扱いになります。」
私「標準内なら付けたかったのですが、FIX でもオプションになるのであれば取り止めます。」
設計士「承知しました。窓は削除します。」
費用対効果を考え、優先度の低い窓は取り止めることにしました。
自在棚の仕様確認
奥行きサイズの制約
私「自在棚について、奥行きサイズが異なる板を混在させることは可能でしょうか?」
設計士「残念ながら難しいです。同じサイズで統一する必要があります。」
私「そうですか。了解しました。」
棚枚数の修正
図面を確認していると、いくつかの箇所で棚枚数が間違っていることに気づきました。
私「この部分の棚枚数が実際の要望と異なっています。」
設計士「申し訳ございません。修正いたします。」
細かい部分ですが、1 つ 1 つ丁寧に確認していきます。
玄関土間の勾配確認
私「玄関土間に勾配はついていますか?」
設計士「はい、ついています。駐車場のように水が流れるほどの勾配ではありませんが、緩やかに勾配が設けられています。」
私「汗などが落ちるので、水でザーッと流した時に掃き出しやすければ大丈夫です。」
エアコン仕様の訂正
畳数の間違いを発見
私「エアコンが 8 畳用 2.5kW となっていますが、6 畳用 2.2kW の間違いではないでしょうか?」
設計士「確認します…はい、間違いです。6 畳用 2.2kW に修正します。」
クロスの稟議案件
シンコール BB2019 の採用
私「前回サンゲツとしていたプロジェクタークロスですが、シンコールの 2027 年カタログがあったので BB2019 を採用したいです。」
設計士「BB2019 ですね。採用できると思いますが、不燃クロスのため稟議が必要になります。」
打ち合わせ最後の最後で、初めての稟議案件が発生しました。
外構関連の確認
ポーチ階段の追加

私「外構業者から階段を 1 段追加する提案が出ていますが、一条工務店側でオプション対応はできないでしょうか?」
設計士「駐車場勾配との兼ね合いで高低差が出るため、駐車場を施工する外構業者での対応となります。」
私「そうですか。では外構で対応します。」
雨樋(竪樋)の位置
私「防犯カメラの設置位置を考えると、雨樋をもう少し端に寄せることはできませんか?」
設計士「現状で限界まで寄せています。これ以上は構造上難しいです。」
私「わかりました。防犯カメラの位置を調整します。」
RA の配置変更について
換気システムの最適配置
私「RA が 2 つありますが、1 つを洗面脱衣室、または 2 つとも洗面脱衣室に配置できないでしょうか?」
設計士「確認が必要です。後日回答させていただきます。」
私「お願いします。洗面脱衣室にあったほうが除湿できるかなと考えましたので。」
その他の細かな調整
電気メーターの位置
設計士「差し掛けエリアに電気メーターが掛かってしまうので、東側へ移動させます。」
私「承知しました。問題ありません。」
玄関ドアの新仕様
設計士「10 月から玄関ドアが新仕様になり、幅が広がります。それに伴いスイッチ位置など調整が必要になるかもしれません。」
私「新仕様ですか。それはいつ反映されますか?」
設計士「このあとの最終図面に反映させます。詳細は次回の着工承諾時に確認できます。」
打ち合わせ終盤で新情報が入りました。
4 時間の打ち合わせを終えて
徹底的な確認の重要性

4 時間かけて間取り図や仕様書を 1 つ 1 つ細かく確認しました。
確認して良かった点:
- 反映漏れの発見(書斎収納のサイズ)
- 仕様の間違い訂正(エアコン畳数)
- 費用削減の判断(キッチン窓、WIC 窓)
- クロスのタブレット入力との相違確認
事前に間違いなどはスプレッドシートにまとめていたおかげで確認作業も効率的に進められました。
最終図面への期待
設計士「本日の確認内容を反映した最終図面を作成します。」
私「よろしくお願いします。」
次回はいよいよ着工承諾。家づくりがまた一歩前進します。
次回打ち合わせの日程
着工承諾は 3 週間後
営業担当「次回は着工承諾となります。3 週間後の 10 月 10 日でいかがでしょうか?」
私「大丈夫です。その日でお願いします。」
設計士「打ち合わせとして表に出てくるのは最後になりましたが、引き続きよろしくお願いいたします。」
私「ありがとうございました。引き続き工事についてもよろしくお願いします。」
打ち合わせを終えての感想
設計士との打ち合わせの完了
約 3 ヶ月にわたる設計士との打ち合わせがこれで完了です。
打ち合わせを通じて感じたこと:
- 細部まで詰める重要性:図面の小さな間違いも見逃さない確認作業
- 稟議という新要素:合理的に進めてきたが最後の最後で初めての稟議案件となった
- 最終段階での新情報:玄関ドアの新仕様など最後まで変化がある
独身施主の強み
すべて自分の判断で進められるため、4 時間の長丁場でも効率的に確認作業ができました。
家族がいれば意見の調整に時間がかかる場面も、独身なら即断即決です。
まとめ
5 回目の打ち合わせで最終仕様確認が完了しました。
この打ち合わせで決まったこと・修正したこと:
- キッチン窓を勝手口から標準窓へ変更(減額)
- 書斎収納を M+M から L+S へ修正(反映漏れ対応)
- WIC 窓の取り止め(オプション費用削減)
- エアコン仕様の訂正(8 畳用 →6 畳用)
- クロスの稟議申請(シンコール BB2019)
- 電気メーターの位置調整
- 玄関ドア新仕様への対応
今後の予定:
- 最終図面の作成
- 3 週間後の 10 月 10 日に着工承諾
次回は、着工承諾について記事にする予定です。
いよいよ施工段階へ進む重要な節目となります。
独身で注文住宅を検討している方、特に最終確認で見落としがないか心配な方の参考になれば幸いです。
細かい確認作業の積み重ねが、理想の家づくりにつながります。
