地盤調査の結果が届く
前回の打ち合わせから数日後、一条工務店の営業担当からメールで地盤調査結果の速報が届きました。
良好な地盤判定でひと安心
営業担当「地盤調査の結果、かなり硬い地盤でした。ベタ基礎のみの判定となりましたのでご安心ください。」
私「良かったです!地盤改良は覚悟していました。」
営業担当「詳しくは次回の打ち合わせで詳細をご説明しますが、標準のベタ基礎で問題ありません。追加費用は 50 万円程度の見込みです。」
最悪 150 万円くらいの地盤改良費を覚悟していたので、1/3 程度で済みそうでホッとしました。周辺の土地は比較的地盤が良いと聞いていましたが、実際に良好な結果が出て安心です。
お盆時期の帰省と土地確認
恒例のキャンプと実家への帰省
毎年夏冬の 2 回、地元の友人たちとキャンプに行くのが恒例化しており、今年も 8 月のお盆時期に山口県へ帰省しました。
家を建てることを知っているのは、この仲の良い友人たちだけです。
実家にも 1 泊だけ帰省することにしました。
親への家づくり報告
実は今まで親には家づくりについて一度も話したことがなく、この帰省で初めて報告しました。
母「独身で家を建てるのか?本当に大丈夫なのか?」
私「もう土地も買ってるし、設計も進んでるよ。」
母「仕事は大丈夫なの?ローンとか払えるの?」
私「10 年もリモートワークしてるって言ってるでしょ。収入も安定してるよ。」
ゴリゴリの昭和世代の両親は、独身で家を建てることに驚いていましたが、すでに土地を購入済みと聞いて、観念したようです。
10 年もリモートワークをしているのに未だに心配されるとは思いませんでしたが、親とはそういうものかもしれません。
購入した土地の現状確認
隙間時間を使って購入した土地を見に行きました。
土地の状況:
- 1 ヶ月前に更地にされたばかり
- すでに結構な量の雑草が生えている
- 夏の時期の雑草の生命力に驚く
- 境界も問題なさそう
全面コンクリートにしたい気持ちがより強くなりました。
提携外構業者との打ち合わせ準備
日程調整と事前資料の確認
営業担当から外構業者との打ち合わせ日程の候補連絡があり、8 月 19 日に決定しました。
スプレッドシートでの要望整理
外構の打ち合わせでも、いつものようにスプレッドシートに要望をまとめました。
シンプルに考えているため、項目数は 10 個未満に収まりました。
外構の基本思想:
メンテナンスコスト > 初期費用 > おしゃれ
手間をかけたくない独身の本音です。
外構の詳細要望
全面コンクリート化の理由
要望 1:全面コンクリート
- 雑草処理が嫌
- 初期コストが高くてもメンテナンスフリーを重視
要望 2:植栽不要
- 落ち葉の処理が面倒
- 剪定などのメンテナンスを避けたい
- 緑は好きだが自転車で見にいくだけで満足
- 欲しくなったらプランターで満足するかなという思惑
要望 3:表札について
- 門柱は不要だが表札だけ欲しい
- 名前は書かず番地表記のみ
- 防犯とプライバシーを考慮
機能性重視の要望
要望 4:差し掛け(ストックヤード)
- 街用自転車の保管
- 自動車タイヤの保管
- 北側に設置希望
要望 5:中庭のタイルデッキ
- グレーチング施工でフロアレベルまで上げたい
- 排水を考慮した設計
- 洗車や BBQ スペースとして活用
要望 6:段差解消
- 道路境界の 10cm 程度の段差を解消
- 車の出入りをスムーズに
- 自転車の出し入れも考慮
打ち合わせ当日の様子
リモートでの 3 者打ち合わせ
いつもの住宅展示場で、私・営業担当・外構業者担当(リモート)という構成で打ち合わせを開始しました。
営業担当「では画面共有で提案図面を見ながら進めましょう。」
外構担当「初回提案へのご意見をお聞かせください。」
私「スプレッドシートに要望をまとめましたので、これに沿って説明します。」
差し掛けについての確認
私「一条工務店さんからは OK とは言えないと聞いた差し掛け(ストックヤード)ですが、施工可能でしょうか?」
外構担当「はい、問題ありません。山口県では多いですね。」
営業担当「(苦笑いしながら)外構業者さんの判断にお任せします。」
山口県は比較的規制が緩いようで、実際に差し掛けを設置している家も多く見かけます。
中庭のグレーチング施工
私「中庭のタイルデッキをグレーチング施工で室内のフロアレベルまで上げたいです。」
外構担当「技術的には可能ですが、以下の点にご注意ください。」
グレーチング施工の注意点:
- 費用が 40 万円程度上乗せ
- 定期的な清掃が必要
- 排水計画を綿密に行う必要がある
外構担当「大雨の時の排水が追いつかないといったリスクがあります。また、グレーチングを取り外して落ち葉など詰まりを防ぐようにメンテナンスも必要になります。」
段差解消の方法検討
私「道路境界の段差を解消したいのですが。」
外構担当「市への確認が必要となります。確認後、施工方法を提案させていただきます。」
全面コンクリートへの対応
私「とにかく全面コンクリートにしたいです。」
外構担当「承知しました。ただ、現在の GL では勾配が急になりそうなので一条工務店側と調整が必要になりそうです。」
私「わかりました、お任せします。」
営業担当「設計や工事課とも調整します。」
2 回目の打ち合わせ設定
営業担当「本日の要望を踏まえて、2 回目の打ち合わせも実施しようかと思いますがいかがですか?」
私「お願いします。」
外構担当「市への確認と、要望を反映した見積もりを作成しますので 2 週間程度お時間をください。」
私「9 月 5 日はいかがでしょうか?」
営業担当「大丈夫です。」
外構担当「承知しました。それまでに市への確認も済ませておきます。」
要望もシンプルだったため、初回の打ち合わせは 1 時間弱で終了しました。
独身ならではの外構計画
メンテナンス最優先の選択
家族がいれば「子供が遊ぶ庭」「ガーデニングスペース」「おしゃれにしたい」などの要望も出るでしょうが、私にとっては不要です。
独身施主の外構優先順位:
- メンテナンスフリー:手間をかけたくない
- 機能性:自転車整備、洗車スペース確保
- コスト:初期費用は高くても長期的にお得
- 見た目:最低限で十分
この期間を振り返って
地盤調査の安堵感
最も心配していた地盤改良が不要となり、予算面で大きく余裕ができました。この分を他の部分に回せるのは嬉しい誤算です。
親への報告のタイミング
もっと早く報告すべきだったかもしれませんが、独身で家を建てることへの理解を得るのは難しいと感じていました。
土地購入という既成事実があったからこそ、スムーズに受け入れてもらえたのかもしれません。
まとめ
地盤調査の良好な結果と、外構業者との初回打ち合わせで、家づくりがさらに具体的になってきました。
この期間で決まったこと:
- 地盤改良不要(ベタ基礎のみ)
- 全面コンクリート化の方向性
- 差し掛けの設置可能
- 2 回目の外構打ち合わせ日程
検討継続事項:
- 中庭のグレーチング施工の最終判断
- 段差解消の施工方法
- 最終的な外構予算の確定
独身だからこそ、メンテナンスフリーを最優先にした外構計画を立てられます。
見た目よりも実用性。独身だからこそ自分だけの判断で実行できる良さです。
次回は 4 回目の打ち合わせ について記事にしたいと思います。
独身で注文住宅を検討している方、特に外構をシンプルにしたい方の参考になれば幸いです。