4 時間の長丁場となった 3 回目の打ち合わせ
8 月 7 日、いよいよ 3 回目の打ち合わせ。今回は電気・照明がメインで、午前中から 4 時間の長丁場となりました。
事前に準備したスプレッドシートとパナソニックの e あかり+ 提案を活用し、効率よく進行できました。
電気打ち合わせ前の間取り関連調整
石目調フローリングの全室採用
私「アイキューブなら水回り以外でも石目調フローリングを採用できると見たのですが?」
設計士「はい、可能です。」
私「では全部屋石目調を採用して、貼り方向をすべてリビングの長手方向で統一してください。」
これまで木目調で検討していましたが、費用が掛からない範囲の“冒険”として採用を決めました。
窓サイズの調整
寝室の窓を小さく
私「寝室の窓はサイズを小さくできませんか?」
設計士「採光基準がありますが、もう 1 サイズ小さくすることは可能です。」
私「お願いします。できれば無くしたいくらいですので。」
リビングの掃き出し窓を大きく
私「逆にリビングの掃き出し窓を大きくできませんか?」
設計士「構造計算が必要なので即答はできませんが、可能であれば採用しましょう。その場合、寝室のドアがアウトセットになるかもしれません。」
中庭への開放感を重視した要望です。
蓄電池の切り替えについて
私「蓄電池の切り替えが手動になっていますが、自動オプションとは何が違いますか?」
営業担当「自動は 10 万円かかります。ただし、これには注意点があります。」
半自動という罠
停電時の電力供給切り替えについて、自動オプションには以下の挙動があります:
- 停電時:自動で蓄電池に切り替わる
- 復旧時:手動で通常運転に戻す必要がある
このため “半自動” と呼ばれており、以下のデメリットがあります:
- 停電に気づかず戻し忘れるリスク
- 外出時の切り替わりにも気づかない
- 10 万円の追加費用
私「それなら手動のままで大丈夫です。完全自動ではないなら、費用をかける価値は低いですね。」
床暖房のエリア分け
独身での生活パターンを踏まえ、床暖房は 4 エリアに分割しました。
私が考えた配分
エリア A:リビング
- 週末の滞在時間が長い
- 独立制御したい
エリア B:寝室
- 睡眠時の温度管理のため独立させたい
エリア C:書斎
- 最も滞在時間が長い(リモートワーク)
- 独立制御が必須
エリア D:キッチン、玄関、WIC、洗面脱衣室、浴室、トイレ
- 水回りはそれほど重要ではない
- 玄関は Zwift 使用時は低温の方が良い
この配分により、生活スタイルに合わせた効率的な温度管理が可能になります。
照明とコンセントの詳細決定
玄関ホールの調整
私「ホール天井に照明が欲しいのと、モニターへの光の映り込みが心配です。位置を調整できますか?」
設計士「問題ありません。“かってにスイッチ” のセンサー位置も調整しましょう。」
キッチン
私「照明は現行提案のままで良いですが、“かってにスイッチ” は不要です。」
設計士「承知しました。普通のスイッチにします。」
リビング
私「持ち込みシーリングライトを使用し、スイッチを動線から外してソファ後ろへ移動させたいです。」
設計士「位置の変更は可能です。」
書斎
私「デスク周りの照明を中央ではなく、それぞれの机の壁際に配置したいです。また、動線部分にも 1 つ追加したいです。」
設計士「承知しました。」
モニターへの映り込みを避けつつ、“かってにスイッチ” で寝室からの動線上のあかりを確保する狙いです。
トイレのスイッチ位置
私「スイッチが室内にありますが、これが一般的でしょうか?これまで住んだ部屋はすべて外側でした。」
設計士「“かってにスイッチ” の場合は室内設置が多いです。入室時に自動点灯し、もし使用中に消えてしまっても室内なら再点灯しやすいからです。」
私「なるほど、理にかなっていますね。では現状のままでお願いします。」
外回りの照明
私「現在スポットライト案ですが、ブラケットだと光量が不足しますか?」
設計士「駐車場を考慮するとスポットライトの方が光量的に優れています。」
私「では立水栓付近と南側の物置予定地にも 1 つずつ追加してください。」
中庭の照明
私「スポットライト 1 つにして、ブラケットを 2 つ追加したいです。」
設計士「プライベート空間にふさわしい配置ですね。」
コンセント打ち合わせの効率化
想定外の費用情報
設計士「要望の中で 2 口指定が多いですが、理由はありますか?」
私「費用を抑えたいと考えていました。」
設計士「実は 2 口も 3 口も同じ費用です。」
私「それなら 2 口にする理由はありません。指定箇所はすべて 3 口にしてください。」
土間の高さ計算
私「土間の場合、高さ指定は -180mm を考慮する必要がありますか?」
設計士「そうです。土間基準で見ると指定高 +180mm となります。」
Zwift トレーナー用コンセントの高さ調整で重要な確認でした。
各部屋の詳細調整
玄関
- Zwift トレーナー用にアース付きコンセント
- 予備のコンセントを 1 つ追加
キッチン
- 床暖房、ロスガード、給湯のリモコン位置を変更
- 動線を考慮した配置に調整
寝室
私「USB 付きコンセントは採用できますか?」
設計士「標準外ですが可能です。カタログをお送りしますので検討してください。」
情報 BOX の位置変更
ルーターサイズの問題
私「現在使っているルーターが大きく、標準の情報 BOX には収まらなさそうです。オープンタイプの情報 BOX を見たのですが、どんなものですか?」
設計士「名前の通りむき出しでカバーがありません。最近出て来たばかりで採用例もなく、追加費用も掛かります。」
私「では標準タイプにします。洗濯機上の自在棚の天井付近に設置できますか?」
設計士「問題ありません。」
私「情報 BOX を洗面脱衣室へ移動し、元の位置には LAN コンセントを設置してください。壁掛けルーターや中継器を使う予定です。」
リモートワークではネットワーク品質が重要です。防犯カメラもネットワークタイプを想定しているため配線経路と外壁越えも考慮します。
外構業者からの提案確認
タイミングの良い提案到着
営業担当「提携外構業者から提案と見積もりが届きましたので、内容を確認させてください。」
私「プランは希望していたものですし、費用もおおむね想定通りです。」
ストックヤードの要望
私「北側にストックヤード(差し掛け)を設置したいのですが。」
設計士「一条工務店としては OK とは言えない立場です。規制も厳しくなっています。」
私「山口市は比較的緩く、設置している家も多いと思いますが。」
営業担当「外構業者との打ち合わせで直接要望を出していただけますか?」
お盆明けにリモートで外構業者との打ち合わせを設定することになりました。
地盤調査の結果待ち
私「地盤調査の結果は出ましたか?」
営業担当「申し訳ございません、まだ出ていませんが数日内には結果が出ると思います。」
地盤改良の要否と費用が気になるところです。
パナソニック e あかり+の効果
照明計画の安心感
これまでシーリングライト中心の生活で、ダウンライト計画は本当に難しく感じていました。しかしパナソニックの e あかり+ 提案のおかげで、設置数や配置を大きく外すことはないだろうという安心感を得られました。
e あかり+ の活用メリット:
- プロの視点からの具体的な提案
- 間取りに合わせた最適配置
- 設置数の妥当性確認
- 概算見積もりによる費用把握
独身ならではの決断の速さ
効率的な意思決定
4 時間の打ち合わせでしたが、すべて自分の判断で即決できるため効率的に進みました。
独身施主のメリット:
- 生活パターンが明確で要望を伝えやすい
- 家族との調整が不要で即断即決
- 趣味(ロードバイク)に特化した設備も遠慮なく要望
実用性重視の選択
見た目よりも機能性を優先し、独身の家事効率を意識した選択をしました。
この打ち合わせで決まったこと
間取り関連:
- 石目調フローリングの全室採用
- 窓サイズの調整(寝室は小さく、リビングは拡大検討)
- 蓄電池は手動切り替えを継続
電気関連:
- 床暖房の 4 エリア分割
- 各部屋の照明配置とスイッチ位置
- コンセントの詳細配置(指定箇所を 3 口へ)
- 情報 BOX の洗面脱衣室移動
その他:
- 外構業者との打ち合わせ設定
- USB 付きコンセントの検討
まとめ
3 回目の打ち合わせで、電気・照明関係がほぼ確定しました。パナソニックの e あかり+提案が非常に役立ち、照明計画への不安が大幅に軽減されました。
独身だからこそ、自分の生活スタイルに合わせた設備配置ができ、リモートワークやロードバイクといった趣味にも配慮した実用的な家づくりが進んでいます。
次回は、提携外構業者との打ち合わせについて記事にしたいと思います。
地盤調査の結果と外構業者との打ち合わせが控えており、重要な進展がありそうです。
独身で注文住宅を検討している方、特に電気配線や照明計画で悩んでいる方の参考になれば幸いです。