土地決済の完了
振込予約の実行確認
7 月 25 日、予定通り土地の決済日を迎えました。前回の記事で準備していた振込予約が自動実行され、朝一番でネットバンキングで確認しました。
振込実行の内訳:
- 売主への残金:428 万円
- 固定資産税日割り:約 1.9 万円
- 仲介手数料:33 万円
- 司法書士費用:約 13.6 万円
すべての振込が正常に完了していることを確認し、ひとまず安心しました。
車を買ったときを超えた、人生で一番現金を動かした瞬間です。
領収書と境界覚書の受領
決済から約 1 週間後、不動産会社から重要な書類が郵送で届きました。
受領した書類:
- 売主様と不動産会社の領収書
- 南隣家との境界に関する覚書
- 引渡完了確認書
特に重要だったのは、事前に取り決めをお願いしていた南隣家との境界に関する覚書です。これで境界についての懸念事項がクリアになり、将来的なトラブルを回避できそうです。
土地の権利書については後日司法書士から送付されるようです。
地盤調査の実施
7 月 31 日に予定通り実施
土地の引渡しから約 1 週間後の 7 月 31 日、一条工務店による地盤調査が実施されました。
営業担当「本日、予定通り地盤調査を実施しました。結果は 1 週間ほどかかりますので、次回の打ち合わせ後くらいに出る見込みです。」
私「分かりました。地盤改良が必要かどうか、ドキドキしますね。」
営業担当「この地域は半々くらいの確率と聞いています。結果が出次第すぐにご連絡します。」
電気打ち合わせに向けた準備
パナソニック e あかり+への申込み
2 回目の打ち合わせ後、次回が電気配線の打ち合わせになると聞き、すぐに**パナソニックの e あかり+**という照明プランニングサービスに申し込みました。
一条工務店の標準照明は主にパナソニック製のもののようなのでイメージも付きやすいかと期待しています。
e あかり+とは:
- パナソニックが提供する無料の照明プランニングサービス
- 間取り図を送ると、プロが照明計画を提案してくれる
- 具体的な器具の選定と配置、概算見積もりも提供
申込み後の返信で「提案は 8 月 18 日頃の予定」と案内があり、次回の打ち合わせ(8 月 7 日)には間に合わないと諦めていました。
スプレッドシートでの計画立案
電気配線の計画を、いつものスプレッドシートに詳細に記載しました。
コンセント計画の記載内容:
- 各部屋のコンセント位置と個数
- アース付きコンセントの必要箇所
- LAN コンセントの配置
- 高さ変更が必要な箇所
- 用途別の詳細(家電、充電、PC 関連など)
照明計画の記載内容:
- 持ち込み予定の照明器具情報
- シーリングライトとダウンライトの使い分け
- スイッチの種類と位置
設計士から電気図面の提案
8 月 2 日、家づくりタブレットに設計士から電気配線の提案図面が届きました。
私がスプレッドシートに記載した内容をベースに作成されており、基本的な配置は問題なさそうでした。ただし、照明については想像しづらい部分もありました。
悩んだポイント:
- ダウンライトの数と配置
- 明るさが十分確保できるか
- スイッチの使い勝手
これまでシーリングライトばかりの生活だったため、ダウンライトの使い勝手が全く分かりません。YouTube で「一条工務店 電気配線」「ダウンライト 失敗」などのキーワードで情報収集を重ねました。
コンセントの詳細検討
標準高さの変更
一条工務店のコンセント標準高さは 350mm に設定されています。現在のマンションで測ったところ約 250mm で、調べてみても一条工務店の設定はやや高めのようです。 標準高を 250mm に設定するようにスプレッドシートに記載し、事前に連携しました。
特定箇所の高さ調整
新居での生活をシミュレーションしながら、場所ごとに最適な高さを検討しました。
高さを変更した主な場所:
書斎のデスク周り
- 机の高さ(700mm)に合わせて設定
- ケーブルが目立たないよう配慮
リビングのプロジェクター投影面
- サウンドバー設置を考慮して床から 100mm に設定
- できるだけ低くして目立たないように
ロボット掃除機用
- 充電ステーションの高さに合わせて 150mm に設定
押入内のスティック掃除機用
- 充電器の設置位置を考慮して 1200mm に設定
洗面台周り
- ドライカウンターの高さがわからないので合わせてもらうように記載
- 電動シェーバーやメガネ洗浄機など鏡裏に入らないものの充電を想定
キッチンカップボードとワークトップ
- 高さがわからないので数だけ記載
- ワークトップはコーヒーグラインダーとコーヒーメーカー
アース付きコンセントの配置
特に Zwift 用のスマートトレーナーはアース付きが必要なため、土間収納には必ずアース付きコンセントを設置するよう要望しました。現在は変換アダプタで対応していますが、新居では最初から対応したコンセントを設置します。
照明計画の検討
リビングと寝室は持ち込み予定
持ち込み理由:
- リビング:ダウンライトの配置が難しく失敗しそうなため
- 寝室:現在使用している照明を活用したい
リビングのダウンライトは特に想像が難しく、失敗のリスクを考えて、リビングはシーリングライトを選択しました。
スイッチの種類選定
寝室の照明は現在リモコン非対応で使いづらいため、「とったらリモコン」というスイッチ自体がリモコンとして使えるタイプを選択することにしました。スマートホーム機器を使う選択肢もありましたが、シンプルな操作性を優先しました。
パナソニックからの提案が間に合った!
予想外の早期提案
次回打ち合わせには間に合わないと諦めていましたが、予定より早く 8 月 5 日に提案が届きました。打ち合わせ 2 日前というギリギリのタイミングでした。
提案内容:
- 各部屋の推奨照明器具と配置
- ダウンライトの個数と配光
- 概算見積もり:約 45 万円
提出した間取り図面に具体的な照明配置が記載されており、非常に分かりやすい提案でした。
提案内容の確認
私が想定していたダウンライトの数とほぼ一致しており、安心しました。興味深いことに、パナソニックの提案でもリビングは唯一シーリングライトが採用されていました。
主な提案内容:
- 玄関ホール:ダウンライト 4 灯
- 廊下:ダウンライト 2 灯
- 書斎:ダウンライト 3 灯
- キッチン:ダウンライト 3 灯
- 寝室:ダウンライト 2 灯+ ブラケット 1 灯
- トイレ:ダウンライト 1 灯
- 洗面脱衣室:ダウンライト 3 灯
- リビング:シーリングライト 1 灯 + ダウンライト 2 灯
この提案を参考に、最終的な照明計画を詰めることができました。
情報 BOX の位置検討
ネットワークを構築するにあたり起点のとなる情報 BOX の位置決めが重要です。特にリモートワークなのでネットワーク環境が重要となります。
理想は家の中央に情報 BOX を配置し、1 つの Wifi ルーターですべてをカバーできる配置です。キッチンの右寄りが中央となるのですが、ここはドアと干渉するため設置できそうにありません。1 台のルーターで Wifi がカバーできるか不安な面もあったので、2 台運用する前提で寝室の壁に配置することにしました。
次回打ち合わせへの準備完了
準備した資料
電気配線関連:
- コンセント配置図(スプレッドシート)
- 照明計画(パナソニック提案を参考に修正)
- 持ち込み照明器具のリスト
- 高さ変更箇所の一覧
すべての要望をスプレッドシートにまとめ、優先順位も明確にしました。
地盤調査結果への期待と不安
次回の打ち合わせ後には地盤調査の結果が出る予定です。地盤改良が必要になると追加費用が発生するため、結果が気になります。
営業担当の話では「この地域は半々くらいの確率」とのことなので、予算には地盤改良費用も考慮しておく必要がありそうです。
この期間を振り返って
独身ならではの決断の速さ
土地決済から電気配線計画まで、すべて自分の判断で進められました。家族がいれば「間接照明でおしゃれにしたい」「標準外の照明も取り入れたい」など、調整に時間がかかるところを、自分の生活スタイルだけを考えて決められるのは大きなメリットです。
一方で、客観的な視点が不足しがちなので、パナソニックのプロの提案は非常に参考になりました。
スプレッドシート管理の継続
要望管理のスプレッドシートは、今回も威力を発揮しました。電気配線のような細かい要望も、事前に整理して伝えることで、打ち合わせ時間を有効に使えそうです。
まとめ
土地決済から 3 回目の打ち合わせまでの約 2 週間で、着実に家づくりが進んでいます。
この期間で完了したこと:
- 土地決済と領収書等の受領
- 地盤調査の実施
- 電気配線計画の詳細検討
- 照明計画の立案(パナソニック提案も活用)
- コンセント高さの個別調整
次回打ち合わせの焦点:
- 細かい間取り調整
- 電気配線の決定
- 照明器具の選定
- スイッチ配置の確認
- 地盤調査結果の確認(打ち合わせ後)
独身だからこそ、自分のライフスタイルに完全に合わせた電気配線計画を立てられます。Zwift 用のアース付きコンセントなど、趣味に特化した要望も遠慮なく盛り込めるのは大きな魅力です。
次回は、**3 回目の打ち合わせ(電気配線)**について記事にしたいと思います。
地盤調査の結果も含めて、重要な決定事項が多い打ち合わせになりそうです。
独身で注文住宅を検討している方、特に電気配線計画で悩んでいる方の参考になれば幸いです。