2 回目の打ち合わせ - スプレッドシートと自作間取り図で要望を伝えた細かな調整

2 回目の打ち合わせでスプレッドシートを活用した効率的な要望伝達。新オプションの背面自在棚の採用や、玄関框の斜め加工など細かな調整を実施。独身ならではの実用性重視の家づくり
2 回目の打ち合わせ - スプレッドシートと自作間取り図で要望を伝えた細かな調整

2 回目の打ち合わせ - スプレッドシートと自作間取り図で要望を伝えた細かな調整

前回の打ち合わせから 2 週間が経過し、7 月 22 日に 2 回目の打ち合わせを迎えました。今回は住宅ローンの相談も含めて約 4 時間の長丁場となりました。

住宅ローン相談(打ち合わせ前)

提携銀行との比較検討

打ち合わせの 1 時間前に到着し、営業担当と住宅ローンについて相談しました。

営業担当「SBI 新生銀行で事前審査が通ったとのことですが、提携銀行もご紹介させていただきます。」

私「はい、比較検討したいです。」

地銀やネット銀行について紹介してもらいましたが、やはり SBI 新生銀行の金利には及びませんでした。諸費用などの条件をみても大きく有利になるような内容もありません。

営業担当「SBI 新生銀行のサイトを見ると現在優遇金利のキャンペーンをやっているようです。ただし、融資期間の条件が今回だと間に合わない条件のためどうなるのか SBI 新生銀行の担当者に確認してみます。」

(電話で SBI 新生銀行の担当者とやり取り)

営業担当「やはり期間の条件を満たさない場合はキャンペーン金利は適用できないそうです。キャンペーンが無くてもかなり低い金利ではあります。事前審査の条件となっている期間が 9 月末なので、もしかしたら 10 月から別のキャンペーンが始まる可能性もあります。」

私「タイミングとしては 10 月以降の事前審査でも問題ないですか?」

営業担当「はい。全然問題ありません。現在の予定ですと 11 月に事前審査を行うくらいで問題ありません。今回の事前審査の有効期間が 3 ヵ月あるので今回はいったん見送って、10 月以降の動向を見て再審査という選択肢も良いかと思います。」

私「わかりました。本審査の申し込みは見送って時期を見て改めて検討したいと思います。」

スプレッドシートを使った効率的な打ち合わせ

要望管理の見える化

スプレッドシートのイメージ

今回も打ち合わせでは、事前に作成したスプレッドシートを画面共有しながら進めました。

設計士「このスプレッドシートは分かりやすくて助かります。このまま続けていただけますか?」

私「はい、もちろんです。現在 35 項目ありますので、順番に確認していきましょう。」

新オプション「背面自在棚」の採用

自由度の高い収納システム

私「前回、背面タイプの自在棚の採用は可能と聞いたので、いろいろと設置してみました。」

採用を決めた場所:

  • 洗濯機上
  • 玄関ホール
  • リビング
  • WIC の通路

それぞれ長さや幅を相談しながら決定しました。

間取りの細かな調整

キッチンとリビングのバランス

調整した間取り図

私「自作の間取り図を更新しました。キッチンが広すぎると感じたので、リビングを広げてキッチンを狭くしたいです。」

設計士「確かに少し広めに取っていますね。リビングとの境界を 0.5 マス(455mm)ずらすことは可能です。」

私「それでお願いします。リビングでプロジェクターを使うので、できるだけ広く取りたいです。」

窓に関する詳細な検討

中庭へのアクセス用窓

私「キッチンと WIC から中庭に出られるようにしたいのですが、床から設置できますか?」

設計士「残念ながら構造上、床から 24cm 程度の立ち上がりが必要です。段差が生じてしまいます。」

私「そうですか。では標準のままで大丈夫です。」

私「外からも開けられる構造になっていますか?」

設計士「はい、外からも開けられます。ただし、施錠はしっかりできますのでご安心ください。」

床暖房と床下点検口の配置

フローリングのイメージ

床下点検口の位置変更

私「現在、洗面脱衣室の動線上に床下点検口がありますが、問題ないでしょうか?」

設計士「歩いても問題ありませんが、きしみ音が出る可能性があります。また、点検口部分には床暖房が入りません。」

私「では、動線から外れた位置に変更をお願いします。」

床暖房の区分け検討

営業担当「床暖房は最大 4 エリアまで分けられます。1 エリアは最低 3 畳以上必要で、飛び地は不可です。」

私「分かりました。持ち帰って検討します。」

玄関框の斜め加工

自転車の動線を考慮した設計

私「玄関框が L 字型になっていますが、角を削って動線を広げることは可能ですか?」

設計士「角を丸める加工はできませんが、斜めに直線でカットすることは可能です。」

私「自転車を玄関から土間収納に運ぶことを考えると、斜めカットが良さそうです。お願いします。」

ホスクリーンの配置見直し

私「現在のホスクリーン配置だと、洗濯物を干した時に通路を塞いでしまいます。」

設計士「どのような配置をご希望ですか?」

私「並行ではなく T 字配置にして、洗濯物の幅 66cm 程度を確保しつつ、動線を邪魔しないようにしたいです。」

設計士「それは良いアイデアですね。図面に反映します。」

ヘッダーボックス(HB)の配置

私「HB は居室以外に設置したいのですが。」

営業担当「収納内に格納することも可能です。押入れはいかがでしょうか?」

私「それは良いですね。見た目もすっきりしますし、メンテナンスも問題なさそうです。」

外回りの細かな調整

防犯を意識したエコキュート配置

泥棒のイメージ

私「エコキュートと室外機の位置を入れ替えたいです。現在の配置だと侵入経路になりそうで。」

設計士「防犯面を考慮した配置変更ですね。問題なく対応できます。」

マルチフックの位置

私「マルチフックをドアにもっと近づけたいです。フードデリバリーを受け取る時に便利なので。」

営業担当「なるほど、そういう使い方もありですね。位置を調整します。」

太陽光発電システムの懸念事項

電圧抑制について

私「電圧抑制という現象を知りました。ケーブルを太くするなど事前対策は可能ですか?」

営業担当「事前にスプレッドシートを見ていましたので確認してみました。事例は少なからずありますが、周辺環境を見る限り大きな問題はないと思われます。標準仕様で十分対応できるはずです。」

妥協した点と理由

陸屋根の継続

私「やはり陸屋根は避けたいのですが…」

設計士「ロの字構造上、どうしても一部は陸屋根になってしまいます。申し訳ございません。」

私「構造上仕方ないなら諦めます。メンテナンスをしっかりすれば大丈夫ですよね。」

トイレと洗面の配置

私「トイレと洗面台を分離したいのですが可能でしょうか?」

設計士「中庭がある構造上、外壁に角を作れないため現状では難しいです。」

私「独身ですし、気を使うような来客もないので現状のままで大丈夫です。」

今後のスケジュール確認

地盤調査の日程

営業担当「地盤調査は 7 月 31 日に実施します。」

私「立ち会いは必要ですか?」

営業担当「不要です。結果は後日ご報告します。」

次回打ち合わせの日程

次回は 8 月 7 日に決定しました。メインは電気配線の打ち合わせとなります。

打ち合わせを終えての感想

スプレッドシート管理の効果

要望を事前に整理し、優先順位を付けて臨んだことで、効率的に打ち合わせが進みました。設計士からも「このやり方を続けてほしい」と言われ、手応えを感じています。

妥協と決断のバランス

独身だからこそ、すべて自分の判断で決められます。妥協すべき点は妥協し、こだわりたい点は徹底的にこだわる。このメリハリが大切だと実感しました。

まとめ

2 回目の打ち合わせで、間取りの詳細がかなり固まってきました。

この打ち合わせで決まったこと:

  • 背面自在棚の採用と配置
  • キッチン・リビングのサイズ調整
  • 玄関框の斜め加工
  • ホスクリーンの T 字配置
  • HB の押入れ内設置

妥協した点:

  • 陸屋根の一部継続
  • トイレと洗面の一体型配置

独身施主ならではの実用性重視の要望が多く反映され、理想の家に一歩近づきました。

次回は、3 回目の打ち合わせまでについて記事にしたいと思います。 土地決済の様子や地盤調査の結果など、重要なイベントが控えています。

独身で注文住宅を検討している方の参考になれば幸いです。