本契約後の1回目打ち合わせ - 設計士との初顔合わせとロの字間取りの詳細検討

本契約後初めて設計士と顔合わせ。山口県からのリモート参加で、ロの字間取りの詳細検討とオプション選定を実施。陸屋根の懸念など新たな課題も浮上
本契約後の1回目打ち合わせ - 設計士との初顔合わせとロの字間取りの詳細検討

設計士との初めての顔合わせ

7 月 10 日午後、いよいよ本契約後初めての本格的な打ち合わせです。今回から設計士も参加することになり、より具体的な家づくりが始まります。

住宅展示場に到着すると、いつもの営業担当者に加えて、セッティングされたモニターにもう一人の姿が映っていました。

山口県からリモート参加の設計士

設計士の自己紹介

画面越しに設計士から挨拶がありました。

設計士「初めまして、設計を担当させていただきます ○○ です。山口県の事務所からリモートで参加させていただきます。」

私「よろしくお願いします。リモートでの打ち合わせは初めてですが、問題ないでしょうか?」

設計士「はい、基本はリモート打ち合わせとなっていますので問題なく進められます。」

設計士の担当範囲の説明

設計士から、今後の役割分担について説明がありました。

設計士の担当範囲:

  • 間取りの詳細設計
  • 構造計算と法規チェック
  • 建築確認申請書類の作成
  • 施工図面の作成
  • 現場監理(着工後)

営業担当者の役割:

  • 全体のコーディネート
  • オプション選定のサポート
  • 外構計画の調整
  • 住宅ローンのサポート

設計士との契約手続き

重要事項説明と電子契約

契約書のイメージ

設計士との契約は建物契約とは別になるとの説明を受けました。

設計士「設計監理業務委託契約を締結させていただきます。これは建物の請負契約とは別の契約となります。」

私「費用は別途かかるのでしょうか?」

設計士「いえ、費用は建物価格に含まれています。法的に必要な契約となります。」

重要事項説明を受けた後、タブレットで電子署名を行い、メールで最終承認。一条工務店での契約と同じ流れでスムーズに完了しました。

間取りの詳細検討開始

事前提案図面をベースに要望を伝える

前回受け取った設計士の提案図面を見ながら、準備していた要望を伝えました。

窓に関する要望

私「窓の変更をいくつかお願いしたいです。基本的に採光規制をクリアする最小限で良いと考えています。」

設計士「防犯とプライバシーを重視されているんですね。法規上必要な採光は確保しつつ、最適化していきます。」

私「各窓のハニカムシェードの種類も指定したいです。リビングと寝室は遮熱タイプ、書斎は断熱タイプでお願いします。開閉の多い掃き出し窓は電動にします。」

水回りの高さ調整

私「キッチンと洗面台の高さを標準より高めにしたいです。身長が高めのためです。」

設計士「キッチンは 90cm まで。洗面台は 85㎝ まで調整可能です。」

私「90cm と 85㎝ でお願いします。」

エアコン位置の検討

私「エアコンの位置ですが、効率を考えて配置したいです。書斎に標準の RAY エアコンを配置して寝室、リビングまでカバーしたいと思っています。」

設計士「RAY エアコンは 10 畳以上の部屋にしか設置できないため、現状の間取りではリビングのみ設置可能です。」

私「そうなのですね。ではリビングに設置して北向きに寝室、書斎をカバーする配置にします。」

一条ルールについてはかなり調べていましたが、RAY エアコンの最小畳数は初めて知りました。

オプションと設備に関する質問

竪樋の位置調整

防犯カメラのイメージ

私「竪樋の位置は調整可能でしょうか?防犯カメラの設置を考えているので。」

設計士「ある程度は調整可能です。打ち合わせが進むと間取り図に雨樋の表示が出てきます。」

V2H と蓄電池について

私「V2H は将来的に平時給電に対応する見込みはありますか?」

営業担当「現時点では対応予定はありません。」

私「蓄電池を後から 2 台目を追加する場合の費用は?」

営業担当「後付けだと工事費込みで約 90 万円です。最初から 2 台設置なら 70 万円程度で済みます。」

私「20 万円ならいったん 1 台にして済んだ後に考えようと思います。」

収納の扉について

私「システム収納の扉を無しにすることは可能ですか?」

設計士「標準で扉が付いてきます。不要な場合は引渡し後にお客様で外していただく形になります。」

私「WIC の棚を 2 段にすることは?」

設計士「可能です。標準より高めに設置して 2 段にされる方もいます。」

屋根形状に関する重要な議論

パラペット(陸屋根)の懸念

私「図面のパース(3D 表示)だと書斎付近の屋根がパラペットになっているように見えますが、実際どうでしょうか?」

設計士「はい、パラペット屋根になります。」

私「雨漏りのリスクや防水の維持費を考えると、できれば避けたいと思っています。」

設計士「ロの字間取りの構造上、完全に片流れ屋根にするのは難しい場合があります。ただ、ご要望は理解しましたので、できる限り勾配屋根で検討します。」

営業担当「パラペット屋根は登場してまだ 10 年ほどで、メンテナンスの実績はまだ多くありません。今後増えてくると思います。」

中庭からの視線について

私「東西北の隣家から中庭への視線は届きますか?」

設計士「詳細なシミュレーションはしませんが、窓の位置と高さ、隣家との距離を考慮すると、ほとんど視線は届かないと思われます。」

私「それなら安心です。仮に視線が届くようでもシェードでガードしようかと考えています。」

次回打ち合わせまでの宿題

タスクリストのイメージ

タブレットでの回答項目

営業担当から、次回までの宿題が提示されました。

家づくりタブレットで回答する項目:

  1. 住宅設備・仕様アンケート

    • キッチンの詳細仕様
    • バスルームの色選択
    • 建具の色選択
    • 外壁材の選択
  2. 外構アンケート

    • 駐車スペースの仕様
    • アプローチのデザイン
    • 植栽の希望
    • 照明計画

その他の準備事項

個別に進める項目:

  • 不動産会社との土地決済日程調整
  • 住宅ローンの事前審査申込み
  • 今回の打ち合わせ内容を反映した間取りの確認

営業担当「住宅ローンは早めに事前審査を通しておきましょう。」

私「分かりました。すぐに手続きを始めます。」

次回打ち合わせの日程調整

2 週間後を目処に設定

設計士「本日の要望を反映した図面を作成しますので、2 週間程度お時間をください。」

私「7 月 22 日でお願いします。」

営業担当「承知しました。大丈夫です。」

設計士「こちらも大丈夫です。」

打ち合わせを終えての感想

プロの視点からのアドバイスが心強い

約 3.5 時間の打ち合わせを終えて、設計士という専門家が加わったことで、より現実的な家づくりが始まった実感があります。

良かった点:

  • リモートでもスムーズな打ち合わせ
  • 技術的な質問に的確な回答
  • 要望に対する代替案の提示

新たな課題:

  • 陸屋根の回避方法
  • 蓄電池 2 台の初期導入検討
  • 外構計画の具体化

独身だからこその決断の速さ

オプション選定も設備の仕様も、自分一人で決められるため、打ち合わせがスムーズに進みます。独身施主ならではの大きなメリットだと改めて感じました。

まとめ

本契約後初めての本格的な打ち合わせで、家づくりがより具体的になってきました。

この打ち合わせで決まったこと:

  • 設計士との契約締結
  • 窓とハニカムシェードの仕様
  • キッチン・洗面台の高さ
  • WIC 棚の 2 段化
  • 蓄電池 2 台の検討

今後の課題:

  • 陸屋根を避ける屋根形状の検討
  • 外構計画の具体化
  • 住宅ローン事前審査

次回は、2 回目の打ち合わせまでについて記事にしたいと思います。
住宅ローンの事前審査や、タブレットでの仕様選定など、盛りだくさんの内容になりそうです。

独身で注文住宅を検討している方、特にロの字間取りなど個性的な設計に挑戦したい方の参考になれば幸いです。