交渉結果を受けての判断(続き)
リスクを受け入れる決断
正直なところ、契約不適合責任の免責については納得できない部分もありました。しかし、以下の理由から、このリスクを受け入れることにしました。
リスク受け入れの理由:
価格の魅力
- 相場より約 400 万円安い
- 値下げもされている
- この価格差でリスクをカバーできると判断
土地自体の魅力
- 立地条件が理想的
- 形状が使いやすい
- 生活利便性が高い点
リスクの可能性は低い
- 現在建物が建っている宅地造成地
- 大きな問題が発生する可能性は低い
時間的制約
- これ以上交渉を続けると他の購入希望者に取られるリスク
- 既に 4 月下旬で、建築スケジュールを考慮すると決断が必要
不動産会社への複雑な思い
回答内容から不動産会社への不信感は増しましたが、一方で以下の点では助かっている部分もありました。
- 契約手続きをリモートで対応してくれる
- 一条工務店との連携をサポート
- 境界明確化の調整をしてくれた
総合的に見て、良し悪しが相殺される印象です。
重要事項説明の日程調整
リモートでの実施を決定
交渉が一段落し、いよいよ重要事項説明を受けることになりました。
実施方法の検討:
担当者「重要事項説明はどちらで実施しましょうか?現地にお越しいただくことも可能ですし、リモートでの対応も可能です。」
私「リモートでお願いできますか?」
担当者「もちろん可能です。一条工務店様の展示場をお借りして、一条工務店の担当者様にも同席いただく形はいかがでしょうか?」
私「それが良いですね。ぜひお願いします。」
日程と場所の決定
- 日時: 5 月中旬の平日午後
- 場所: 一条工務店の住宅展示場
- 参加者: 私、一条工務店担当者、不動産会社(リモート)
- 方法: Zoom によるオンライン説明
重要事項説明の当日

展示場での準備
いつもの住宅展示場に到着すると、一条工務店の担当者が既に Zoom の準備を整えてくれていました。
担当者「本日は私も同席させていただきます。何か不明な点があれば、遠慮なくご質問ください。」
私「心強いです。よろしくお願いします。」
重要事項説明の内容
不動産会社の宅地建物取引士から、約 1 時間にわたって説明を受けました。
主な説明項目:
物件の概要
- 所在地、面積、地目
- 用途地域、建ぺい率、容積率
- ハザードマップ該当
権利関係
- 所有権の状況
- 抵当権等の有無(なし)
法令上の制限
- 都市計画法、建築基準法の制限
- その他の法令による制限
インフラ関係
- 上下水道、都市ガス、電気
- 前面道路の状況
契約条件
- 売買代金と支払い方法
- 手付金の取り扱い
- 引渡し時期
特約条項の確認
- 契約不適合責任の免責
- 建物解体と更地渡し
- 境界明確化について
引渡し日の決定
解体スケジュールとの調整
不動産会社「建物の解体作業は 6 月中旬から開始予定です。工程により前後する可能性もありますが、7 月末を引渡し日として設定したいと思います。」
私「7 月末であれば、建築開始のスケジュールとも合いそうです。」
一条担当者「そのスケジュールであれば、8 月に地盤調査を行います。」
質疑応答
重要事項説明の後、いくつか質問をしました。
私の質問と回答:
Q1. 境界確認書はいつ作成されますか?
A. 契約後、解体作業開始前に南隣地の方と調整して作成します。
Q2. 万が一解体が遅れた場合は?
A. 引渡し日を延期することになりますが、その場合は事前にご連絡します。
Q3. 固定資産税の精算はどうなりますか?
A. 引渡し日を基準に日割り計算で精算します。
Q4. 固定資産税はいくらくらいですか?
A. およそ 43,000 円です。