マイホームクラウドで間取り作成 - 要望整理ツール体験記(2/3)

一条工務店への要望伝達のためにマイホームクラウドで間取り図を自作した体験記。無料版の使い勝手と作成プロセス・長所短所を整理 ※公式ツールではありません

完成した間取り図

参考記事:一条工務店の間取り相談体験記(0008)

間取り図サンプル

マイホームクラウドで作成した間取り図01

他の間取り図サンプル:

  • 間取り図02
  • 間取り図03
  • 間取り図05

間取り図の詳細は 間取り調整・改善案(0020)調整した間取り図(0021) も参考にしてください。

建物概要

  • 延床面積: 約 82 平米(24.8 坪)
  • 間取り: LDK + 書斎 + 趣味部屋 + 寝室
  • 構造: 平屋建て

各部屋の配置

  • LDK: 18.5 畳
  • 寝室: 5.5 畳
  • 書斎: 8 畳
  • 趣味部屋: 4 畳
  • 水回り: 北側に集約

マイホームクラウドの良い点

1. 操作が簡単

直感的な操作で、建築の専門知識がなくても間取り図を作成できます。

2. 住宅設備・家具のアイテム

主な住宅設備や家具がアイテムとして登録されており、寸法を入力して配置することで具体的な空間を設計できます。

3. 3D 表示機能

平面図だけでなく 3D 表示で立体的に確認でき、色やサイズ感を把握しやすいです。

4. 印刷・保存機能

PDF 出力や JSON でのデータ保存が可能です。

マイホームクラウドの悪い点

1. 細かい寸法調整が難しい

無料版では 1/2 マス単位までしか細かい寸法調整ができません。ただし一条ルールの設計単位とは整合するため実用上の支障は限定的です。家具など個別アイテムの配置寸法は細かく設定可能です。

2. ロの字型間取りなど、閉じた空間が強制的に部屋扱い

ロの字中庭のように完全に囲った外部空間が自動で室内扱いとなり、3D 表示や延床面積計算に含まれてしまう点が難点です。

3. アイテムの制約

登録されているアイテム以外は使用できないため、特殊な要望には対応できません。

4. 保存データ数が少ない

無料版では 5 つまでしか間取りが保存できません。JSON でエクスポートしてローカル退避すれば実質 5 つ以上も運用可能ですが手間はかかります。

5. Mac では操作に癖がある

私の環境(MacBook)では、Windows と比べて操作感にやや癖があり、使いづらく感じる場合がありました。

一条工務店への提案で使った感想

効果的だった点

  1. 要望が正確に伝わった 言葉だけでは伝わらない空間イメージを共有できました。

  2. 打ち合わせが効率的 図面があることで、踏み込んだ検討ができました。

  3. 本気度が伝わったこと 図面を持参することで、真剣に検討していることが伝わりました。

実際に担当者に見せた結果

担当者に間取り図を見せたところ、以下のような反応がありました。

担当者の反応

  • 「要望がよく分かります」
  • 「平屋でこの広さなら十分実現可能です」
  • 「候補の土地にも問題なく収まりそうです」