転職後(本社は東京・住居は地方へ)
東京から地方へ移るにも関わらず、年収は一気に600 万円台となりました。 業務もフルリモートで行っています。 月に 1、2 回は東京へ出張し、取引先と打ち合わせをしていましたが、コロナ禍がやってきます。 Web 会議が浸透し、出張することもなくなっていきました。 これまではリモートワークで仕事していると言っても理解されることがほぼありませんでしたが、コロナ禍を経てリモートワークへの理解も広がっていきました。
転職後の変化

転職してから数年が経過しました。振り返ってみると、この決断は正解だったと確信しています。
良かった点
- 通勤ストレスから解放
東京で勤めていた頃は、お金もなく千葉に住んで片道 60 分以上、満員電車に揺られる日々でした。 今は自宅で仕事をして通勤・帰宅のストレスから解放され、2 時間も時間を有効に使えます。
- 生活の質の向上
給料が上がったうえに地方で家賃も下がり、間取りも広くなりました。 独身にもかかわらずファミリー向けマンション 2LDK で生活しています。 部屋探しの様子については、また次の記事で紹介したいと思います。
東京にいたころから自転車が趣味でしたが、こちらでは自転車で走っても鼻の中が黒くなることがありません。 (東京では排気ガスの影響で家に帰るころには鼻の中が黒くなります) 自然も豊富で、自転車視点での環境にも恵まれています。
- 地元への距離感
陰キャな性格もあり、地元を出た後は友人はあまりできませんでしたが、高校までの地元の友人は何人かいます。 高速を使って 3 時間近くかかりますが、飛行機を使っての帰省と比べると気軽に移動できます。 以前は 2、3 年に一度帰る程度でしたが、今は年に数回帰るようになっています。
- 待遇改善
前の会社と比較して待遇も改善されました。 零細ゆえに、自分の成果が会社への貢献に直結します。 ありがたいことに成果も認められて、順調に年収も上がっています。
お給料以外の福利厚生も、以前の会社とは比にならないほど恵まれています。
悪かった点
これについてはありません。 もともと都会的な暮らしをしたいわけでもなかったので、本当に帰ってきてよかったと思います。
零細企業なのになぜ好待遇?
零細企業なのになぜ待遇に恵まれているのか、理由をいくつか挙げます。
社長が凄い
まずは何と言っても社長の力が大きいです。 人脈や営業力、社長としての器が大きいと感じています。 私は現場の人間で営業や経営に関しては全くできないので、私にできない部分は社長に頼りっぱなしです。
会社のスタンス
社員をとても大事にしていると実感しています。 社員の意見も真剣に取り上げて、形にしてくれます。
また、格好よく言えば成果主義で、見合った報酬をきっちりと出してくれます。
成長を捨てたリスク
会社というものは、会社そのものの成長も重要だと思います。 利益の中から会社自身の成長投資を行うのが一般的です。 ですが、うちの会社に関しては社長を継ぐつもりはないようで、利益のほとんどを社員や福利厚生に還元しています。 そのおかげで、一般的な年収よりも恵まれた給料を頂いています。
その代わり、いつまで社長が会社を続けるかわかりません。 社長が辞めると言えばそれまでで、大手のような安定性は皆無です。 もちろん、この点は契約前に話をされましたし、会社を畳む際は余裕をもって伝えると言っています。 会社の成長はなくとも自分は成長させないと、会社が解散したあと路頭に迷うというリスクがあります。
まとめ
東京での 10 年間は、私のエンジニアとしての基礎を作ってくれました。 そして、転職によって得た地方での生活は、人生の質を大きく向上させてくれました。 独身だからこそ、自分の価値観に従って大胆な決断ができたのかもしれません。
次回は、今回の記事にも関連のある転職の際の賃貸探しについて記事にしたいと思います。 転職や地方移住を考えている方の参考になれば幸いです。