タウンライフとは
家づくりを検討し始めると、必ずと言っていいほど目にするのが「タウンライフ」という一括資料請求サービスです。
タウンライフは、複数のハウスメーカーや工務店から一度に資料請求ができるサービスで、以下のような特徴があります。
- 複数社の間取りプランを無料で作成してもらえる
- 概算見積もりを比較できる
- 土地探しのサポートも受けられる
- 全国の数多くの住宅会社が登録
一見すると便利そうなサービスですが、実際に使ってみた結果、私としてはあまりおすすめできるサービスではないという結論に至りました。
なぜタウンライフを使ったのか
住宅を建てようと考えるまでは名前すら知りませんでしたが、YouTube やブログなどで度々絶賛されているのを見かけました。
それを見て、情報収集の一環として使ってみました。
以前、引っ越しの相見積もりサービスを利用した際に営業電話で嫌な思いをしたことがあり躊躇しましたが、電話連絡ではなくメールで連絡することを伝えれば電話は無いという触れ込みを信じて利用しました。
タウンライフの良かった点
まずは、実際に使ってみて良かったと感じた点を挙げます。
1. 複数社の情報を一度に集められる
これは確かに便利でした。自分で一社ずつ問い合わせる手間が省けるので、時間の節約になります。
ただ、期待していた情報は得られませんでしたが、その会社の姿勢がどんなものかを知ることができました。
2. 知らなかった工務店を知るきっかけになった
大手ハウスメーカーは知っていても、地域の工務店まではなかなか知る機会がありません。タウンライフを通じて、地元にもいろいろな工務店があることを知れたのは収穫でした。
3. 本当に電話での連絡は来なかった
フォームに電話連絡をした場合は直ちに取引を中止すると強い口調で書いたこともあり、連絡のあった会社については全てメールで頂けました。
タウンライフの悪かった点
次に、使ってみて感じた問題点を正直にお伝えします。
以下の 1 点に尽きます。
紹介されているほどの収穫は無かった
紹介では「要望に応じた間取り提案が無料でたくさん届く!」といった宣伝もありましたが、私の場合は 1 つもありませんでした。
- きちんとした間取り図を送ってきた会社:0 社
- フォームの内容に応じてしっかり提案をしてくれた会社:1 社
- テンプレメール+カタログだけ送ってきた会社:5 社
- 何も連絡が無かった会社:1 社
ほとんどの会社はテンプレート的なメールマガジンやカタログ送付だけで、フォームに書いた要望については一切触れられていません。
こちらの要望は読まずに、自社のここがすごいというアピールのみです。
例えば、独身ということもきちんと書いているのに、家庭向けに訴求した内容もたくさんありました。
送られてきたカタログも要望とは全く関係ないものばかりです。
選択肢から外せるという意味では収穫だったかもしれません。
ちなみに、提案してくれた会社が後に契約まで至った一条工務店です。
私の結論
タウンライフは、確かに情報収集の入り口としては使えるサービスです。
一般的な家庭を対象とした場合は、具体的な提案も出てくるのかもしれません。
私が使ってみた結論としては、当初望んでいた間取りや予算の具体的な提案は得られず、ハウスメーカーの選択肢から除外していくという皮肉な結果となりました。
よって、私としてはあまりおすすめできるサービスではありません。
使うなら気をつけたいこと
タウンライフを使ってみたいという方は、以下の点に注意することをおすすめします。
- 専用のメールアドレスを用意する
定期的にメールマガジンのようなものが届きます。
忘れたころに「お決まりでしょうか?」といったメールも届きます。
Gmail のエイリアス機能や、Yahoo メールのセーフティアドレスなどを活用しましょう。
1 つ 1 つブロックしたり解除するのも良いですが、最後にアドレスを捨てるのが楽です。
私が実際に取った行動
具体的な提案を頂いた一条工務店については、メールで何度か連絡をしました。
その他の会社については全てスルーしています。
タウンライフだけで決めるつもりはありませんでしたが、ハウスメーカーを調べる大きなきっかけになったので、これまで以上に各社の特徴などを調べ始めました。
まとめ
タウンライフで期待した収穫はありませんでしたが、失うものはほとんどないので使ってみるのは良いことかと思います。
独身で注文住宅を建てる場合、焦る必要はありません。自分のペースで、納得いくまで情報収集をすることが大切です。
次回は、注文住宅とは離れて私の転職について記事にしたいと思います。