ブログ立ち上げの経緯 - システムエンジニアが Google AdSense 審査に挑戦した話

システムエンジニアとして Google AdSense の実地調査を兼ねて GitHub Pages + Hugo でブログを構築し、開始から 1 か月弱で審査に一発合格した経緯と初月収益 60 円のリアルをまとめた体験記
ブログ立ち上げの経緯 - システムエンジニアが Google AdSense 審査に挑戦した話

なぜブログを始めたのか

このブログは一条工務店での家づくりを記録していますが、今回はブログそのものを立ち上げた経緯について書いてみたいと思います。

一番の目的は、独身で注文住宅を建てるという比較的珍しい体験を記録として残したいということでした。
同じような境遇の方の参考になればという思いもありましたが、何より自分の人生の大きなイベントを後から振り返れる形にしておきたかったのです。

Google AdSense がきっかけ

実は、ブログを始める直接のきっかけは仕事でした。
システムエンジニアとしての業務で Google AdSense を調査する必要が生じたのです。

調べるだけでなく、実際に触れてみないと得られない知見があると考えました。
ちょうど家づくりの検討が本格化していたタイミングでもあったため、これを題材にブログを立ち上げ、AdSense 審査合格を目指すことにしました。

ブログシステムの検討

私の要件

システムエンジニアとして、以下の要件を設定しました。

技術的背景

  • Java、JavaScript、TypeScript、React、SQL などの知識あり
  • フロントエンド・サーバーサイド両方の開発経験

運用要件

  • 初期費用もランニングコストも最小限に抑えたい
  • 独自ドメインが使える
  • 運用が複雑にならない
  • 記事の管理が簡単

AI と相談しながら選定

いくつかの選択肢を検討した結果、GitHub Pages + Hugo という構成に決定しました。

選んだ理由

  • 無料でホスティングできる(GitHub Pages)
  • Markdown で記事を管理できる
  • GitHub Actions で自動デプロイ可能
  • 静的サイトでシンプルかつセキュア

Hugo や静的サイトジェネレータは初使用でしたが、エンジニアとしての経験もあり短期間で慣れました。

サイト構築から AdSense 審査まで

7 月上旬 - サイト構築開始

コーディングのイメージ

AdSense について調べてみると、近年は審査がかなり厳しくなっているとのこと。
以下の準備を整えました。

必要な構成要素

  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせフォーム
  • サイトマップ
  • 適切なナビゲーション

お問い合わせフォームの課題と X(Twitter)アカウント開設

お問い合わせフォームの設置では少し悩みました。

静的サイトのため送信先のバックエンドが必要です。外部サービス利用も検討しましたが、個人情報の扱いとコストを考慮して躊躇しました。

そこで、これまで避けてきた SNS の X(旧 Twitter)をお問い合わせ窓口として活用することにしました。

正直 SNS は得意ではなく、これまでアカウントも持っていませんでした。
しかし AdSense 審査ではお問い合わせ先が必須。意を決して X アカウントを開設し、お問い合わせページからリンクを設置しました。

結果的に、ブログ更新情報の発信や同じ家づくり層との接点としても活用でき、思わぬ副産物となりました。

記事作成のフロー

最初の記事を作成したのが 7 月上旬。記事の作成フローは以下の通りです。

  1. 自分でマークダウンを書く
  2. AI を使って文章を校正
  3. 画像を選定・配置
  4. 最終チェック

1 記事あたり約 3 時間かかりましたが、回数を重ねるごとに短縮できました。

7 月 17 日 - AdSense 審査申請

審査合格にはある程度のコンテンツ量が必要と聞いていたので、最初は公開せずに記事を貯めていきました。

10 本の記事が溜まった段階で AdSense 審査を申請。
審査中も記事の追加を続け、少しでも合格の可能性を高めようと努力しました。

8 月 1 日 - 審査合格!

14 本目の記事を追加した夜、ついに審査合格の通知が届きました。

予想外の一発合格!

正直、何度か否認されることを覚悟していたので驚きました。
開始から 1 か月も経たずに合格です。
技術的なバックグラウンドで必要ページや内部構造を早期に整備できた点が奏功した可能性があります。

お問い合わせフォームの代替として X アカウントへのリンクでも問題なかったのは一つの発見でした。
また、合格体験談によっては PV 数の重要性が語られますが、アクセス数が 100 未満でも影響はありませんでした。

1 か月後の収益結果

初月の成果:60 円

収益のイメージ

AdSense 運用開始から 1 か月が経過し、初めての収益結果が出ました。

初月収益は 60 円。数字としてはごく小さい額です。

しかし、AdSense は 8,000 円貯まるまで引き出しができません。
このペースが続くと 8,000 円到達に 10 年以上かかる計算です。
年間 720 円ではサイト維持費(独自ドメイン等)を賄えません。

ブログを続ける理由

収益は副産物

正直なところ、収益化は二の次です。

本当の目的

  1. 家づくりの記録を残す(一番重要)
  2. 同じ境遇の方の参考になれば
  3. AdSense の実地調査(仕事の知識として)

いわば日記に近い位置づけで、ついでに AdSense の調査ができれば十分という感覚です。

エンジニアとしての学び

このブログ運営を通じて、以下のような技術的な学びもありました。

習得した技術

  • Hugo(静的サイトジェネレータ)
  • GitHub Actions(CI/CD)
  • 基本的な SEO 対策の実践
  • 生成 AI の適切な活用手順

仕事で直接使うかは分かりませんが、エンジニアとして新しい技術に触れられたのは良い経験でした。

SNS との付き合い方も変化

苦手だった SNS への第一歩

X アカウントを開設したことで、思わぬ変化もありました。

X 活用のメリット

  • ブログ更新情報の発信
  • 家づくり仲間との交流
  • 一条工務店施主さんとの情報交換
  • 簡易なお問い合わせ窓口

SNS が苦手だった私ですが、ブログ運営をきっかけに少しずつ慣れてきました。
フォロワーは多くありませんが、同じ境遇の方と繋がれたのは嬉しい誤算です。

今後の運営方針

無理のない範囲で継続

重荷にならない限り継続していく方針です。

運営のポリシー

  • 週 1〜2 本を目安
  • 家づくりの進捗に合わせて更新
  • 技術的改善を随時反映
  • 収益は副次的(得られればラッキー程度)

コンテンツの方向性

今後も以下のようなコンテンツを中心に発信していきます。

  1. 一条工務店での家づくり記録
  2. 独身で家を建てる際の注意点
  3. 投資・資産形成の話(資金計画の背景)
  4. 技術的な工夫(サイト運営関連)

まとめ

システムエンジニアが Google AdSense 審査に挑戦し、GitHub Pages + Hugo でブログを立ち上げた話でした。

収益は月 60 円というごく小さな結果ですが、それ以上に価値があるのは自分の体験を記録として残せることです。
独身で家を建てるという経験は、きっと将来振り返った時に良い思い出になるはずです。

技術的な知識があったおかげで最小限コストで運営できている点もメリットです。
さらに、苦手意識のあった SNS に一歩踏み出せたこともこのブログがもたらした成果でした。

これからも無理のない範囲でコツコツと記事を書いていこうと思います。

同じようにブログを始めようと考えている方、特にエンジニアの方の参考になれば幸いです。

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